女子で11年ぶりの優勝を狙う札幌山の手が済美(愛媛)を106-83で下し、4強入りした20年以来2年ぶりの3回戦進出を決め、16強入りした。チームの持ち味であるディフェンスから走るバスケットを続け、2試合連続の100点ゲームで勝利をつかんだ。
札幌山の手が2試合連続の100点ゲームで次戦へ駒を進めた。19得点9リバウンド4アシストでチームを引っ張った寺岡海(まりん、3年)は「ディフェンスからの速攻こそ、山の手のバスケ。試合の入りはあんまりよくなかったけど、後半からどんどん、ディフェンスから走るバスケットができて、少しずつ波に乗っていけた」と静かに勝利をかみしめた。
2年生谷口憂花の活躍も光った。初戦では途中出場で13得点を挙げたが「積極的に攻めることができなかったので、今日は積極的に攻めようと思ってプレーした」と先発起用に応えた。昨年は1年生ながら大舞台を経験。「緊張していて、チームについていくことしかできなかった。今はしっかり力になれるように攻めに関わることができている」と成長を感じている。
U18女子日本代表の森岡ほのか主将(3年)を中心に、この日も優位に試合を進めた。最終第4クオーター途中、ゴール下でボールを持った森岡が相手選手と接触し、右肘を痛めてベンチへ下がった。司令塔はその後、コートに立つことはなかったが、寺岡がボールを運びリズムをつくるなど全員でカバーした。
1回戦の41得点に続き、22得点11リバウンドのダブルダブルで存在感をみせた森岡は「自分が攻めなきゃこのチームは機能しない。攻め続けることはすごく大切」とキッパリ。負傷した右肘については大事には至らず試合後「全然大丈夫です」と笑顔をみせた。
25日の3回戦では総体8強の明星学園(東京第1代表)と対戦する。寺岡は「今2勝できてうれしいけど、目標としているのはここじゃないので、次もしっかり勝ち上がりたい。決勝までいくことを目標として頑張ります」と頂点だけを見据えている。【山崎純一】
◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系で、女子決勝は28日正午からBS朝日でともに生放送


