北越は福島南に92-99で競り負け、2年連続の初戦勝利を逃した。主将のSF青木汰斗(3年)が5本の3点シュートを含む30得点で奮闘したが、勝利にあと1歩届かなかった。今日25日の2回戦はインターハイ準優勝校の開志国際と、昨年の準優勝校・帝京長岡が登場する。
むき出しの肩から浮き出した北越の青木の汗が東京体育館の照明を受けて光った。その主将がコートの中でも存在感を光らせる。第2クオーター(Q)までの前半で21得点。チーム得点44点の約半数を1人で稼いだ。インサイドで、アウトサイドで孤軍奮闘。第3Qこそ、スコアレスだったが、第4Qは3本の3点シュートを決めるなど30得点した。勝利に結びつかなかったものの「30点くらい取りたい」という個人の目標には到達した。
昨年、この舞台で青木はすでにひと暴れしている。初戦の高知中央戦(92-78)で20得点。2回戦は強豪・福岡第一戦(70-103)で22点を挙げた。後藤寛史監督(34)は「今年は周りが見えるようになって、それを生かすようなプレーが増えた」と広がった視野を評価。切れ味鋭いドライブが持ち味ながら外角のシュートも武器の1つに加えていた。「ドライブはブロックされると厳しい」と入学時から取り組んできた朝練で3点シュートをさまざまな角度から打ってきた。
今大会に合わせてチームはユニホームをリニューアルした。背番号は4~18の表記をやめて、選手それぞれが好きな数字を選んだ。青木は「中学(鳥屋野中)のビブスが77だった」と重い番号を選択。3年生にとって新ユニホーム着用の大会は最初で最後になった。「負けたら引退。いい緊張感」という中で青木は戦ったが初戦敗退。新ユニホームには1試合分の汗しか染み込ませられなかった。【涌井幹雄】
◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系で、女子決勝は28日正午からBS朝日でともに生放送


