男子の羽黒(山形)は昨年16強の八王子学園八王子(東京1位)に86-84で辛勝。加藤律輝主将(3年)がチーム最多26得点、13リバウンドの2試合連続「ダブルダブル」で18年以来の3回戦進出に導いた。

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15点リードで快勝も見えてきた第4クオーター(Q)だったが、そう簡単にはいかなかった。205センチの相手留学生に18得点を許して猛追され、残り1分で同点に。それでも佐々木健登(2年)がコート右から値千金の勝ち越し3点シュート(3P)。終了間際に加藤律は、ダメを押すフリースローを1本成功した。第1Qから1度も逆転を許さず、2年連続16強入りを狙う相手から逃げ切った。

5年連続6度目出場の山形を代表する強豪は昨年、浜松開誠館(静岡)に100点ゲームで初戦敗退。2年から主将を務め、試合後に加藤律は「とてもいい経験になったけど、チームを勝たせる方法などが分からなかった。これをバネにして来年に生かしたい」と前を向いていた。そして、リベンジに闘志を燃やした。「次からは県で優勝することを前提にして、全国でどう戦っていくかをチームで再確認して頑張っていきたい」。

3年生主将として戻ってきた全国舞台。23日、創部2年目で初出場の四日市メリノール学院(三重)との1回戦では、チーム最多30得点、14リバウンドでチームをけん引。5分間のオーバータイム(延長戦)の末、2年ぶりの初戦突破に導いた。

2試合連続で粘り勝ち、18年以来の3回戦でチーム史を塗り替える。初めて1大会2勝を挙げた前回は実践学園(東京)に敗れた。8強入りをかけて戦う相手は4度の優勝を誇る洛南(京都1位)。東北勢男女の最後のとりでが、新たな扉をこじ開ける。

◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系で、女子決勝は28日正午からBS朝日でともに生放送

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