札幌山の手が、千葉経大付(千葉第1代表)を92-76で下し、2年ぶりの4強入りを決めた。

U18女子日本代表の森岡ほのか主将(3年)を第1クオーター(Q)途中から欠く中、ほかの3年生が奮起した。13得点と活躍した野原一華ら、メンバー8人全員が試合に出場し、チーム一丸で勝利をつかんだ。27日の準決勝は、11年ぶりの決勝進出をかけて岐阜女と対戦する。

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司令塔がいない状況を支え合い乗り切った。札幌山の手の3年生が団結して、勝利を呼び込んだ。森岡主将が第1Qで3つファウルを重ね、残り4分5秒の場面でベンチへ下がった。試合の支柱でもあるポイントガード(PG)を欠くなか、ほかの選手たちが力を合わせた。

軸になったのが野原だ。第1Q途中からコートへ。2回戦から先発起用が続いていたが前日の明星学園戦でパスのミスがあった。この日スタメンから外れたが、気落ちせず「見返してやろう」と攻めた。第2Q27-27の場面で左サイドから3点シュートに成功。最終第4Qでも3点シュートを決め突き放した。「チームに流れを与えたいなと思って打ちました」と言葉通り、勢いをもたらした。

森岡が務めるPGのポジションには寺岡海(まりん)が入った。「100%ではなかったけど(森岡が)いなくても、焦らずに1本1本自分がつくるということを意識した」と代役をこなした。

控えの3年生も出場し全力でプレーした。第2Q途中から出場した野村美桜は2点シュートを1本成功。第4Q終盤で郷六柚葉、山田唯が出場しともに得点はなかったが、味方のパスから積極的にシュートを狙い続けた。

森岡は左足裏の皮をめくらせ痛みを抱えながらも、第3Q序盤からコートに戻り走り続けた。「みんなの頑張りがなかったらこの勝ちはない。つらい練習もみんな同じ意識でここまでやってきた。(控えメンバーとも)一緒に出られてよかった」と声を弾ませた。

チームは2年ぶり4度目の4強進出。2連覇を達成した11年以来11年ぶりの決勝進出をかけて、27日の準決勝では岐阜女と対戦する。全国制覇まであと2つ。森岡は「最後まで粘って頑張りたい」と、この勢いで駆け上がる。【山崎純一】

◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系で、女子決勝は28日正午からBS朝日でともに生放送。

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