開志国際が富山第一に29-10で勝ち、北信越地区2枠の全国選抜大会(3月24日開幕=埼玉・熊谷ラグビー場)出場を2年ぶりに決めた。10-10の後半10分にFB星遥大(2年)が勝ち越しトライを決めて突き放した。北越は日本航空石川に7-24で敗れた。

開志国際の苦しい状況を打開し勝利へ軌道修正したのはFB星だった。10-10と追いつかれた後半10分。切れ味鋭いステップで相手ディフェンスの間を縫い、ポストをくぐり中央に勝ち越しトライを決めた。「チームの嫌な雰囲気を切りたかった」とゴールも決める。同17分にもトライとゴールを追加し、相手の反撃を断った。「つないでくれたボールをトライという形で返せた」。

1年生6人の若いFWはスクラム、モールで押され劣勢に立った。「キツかった」と高橋昌徳監督(43)がいう苦境を、昨年末の花園1回戦・岡谷工(長野)戦で5トライ、7ゴールを決めているFBが救った。決勝進出で「全国選抜切符」を獲得。だがこの日、2トライ、2ゴールの星は満足していなかった。「自分たちのミスで追い込まれてしまった。修正したい」。過去未勝利の日本航空石川との決勝へ気持ちを入れ直した。【涌井幹雄】