角田裕毅(アルファタウリ)はペース不足に苦戦、徐々に順位を下げて16位でレースを終えた。スタート直後の1周目の攻防で13位に浮上したものの、マシンに問題があり本来のペースを発揮することができなかったと振り返った。
「今日はクルマがとてもドライブしづらい状態で全然普通に走れなかったのと、ペースがすごく遅かったのは問題ですね。理由は分かっているんですけど、ドライバーとしてはできることは他にありませんでしたし、残念ですが仕方がありません」
角田はその理由を明かさなかったが、レース序盤からマシンが右コーナーでのみ曲がりにくい症状が出ており、左フロント周りに問題があったことが疑われる。
「正直言ってマシンの本当のパフォーマンスがどのくらいあったのかは分かりません。でもまだまだこれから改善を進める必要があると思います。今回のアップグレードで高速コーナーは改善できたと思うんですけど、低速コーナーはまだ改善が必要です」
技術責任者テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、新型空力パッケージを投入したもののマシンに十分な速さが無かったことを認め、2週間後のハンガリーGPでさらなる改善を試みる予定だと明らかにしている。
「今日は2台ともハース勢やアルファロメオ勢と戦って抜いていくだけの速さがなく、非常に難しいレースになった。戦略面は問題がなかったが、どんな戦略を採ってもアドバンテージを生み出すことができなかった。今回投入した空力アップデートは想定通りに機能しているが、シルバーストンでは前進を果たすだけの効果がなかった。しかし次戦ハンガリーに投入を予定しているさらなるアップデートがこの問題を解決する上で重要なステップになるはずだ」
(米家峰起通信員)


