関西大が、同志社大に15点差から31-29の大逆転劇で今季初勝利をあげた。
後半15分の同大のトライで14-29。そこからの逆襲だった。FW垣本大斗主将(4年=石見智翠館)は言う。「FW勝負にこだわって(同大戦に向けて)練習してきた。春からやってきたことが形になった」と胸を張る。
20分は連続のラック攻撃で、27分はラインアウトからのドライビングモールを押し込み、1点差に迫った。最後もFWだった。ハーフライン付近の同大ボールのスクラム。結束した関西大FW8人がめくり上げ、相手のペナルティーを誘った。
その瞬間、垣本主将に素早く駆け寄ってきたのがSO池澤佑尽(4年=東福岡)だった。「ショットでいく」。距離は約40メートルもあった。しかし、主将は「池澤がいつも居残って練習している姿をみんなが見てきた。信じました」と託した。
池澤は「自信を持って蹴らないと入らない」と集中した。それまでもキック4本をすべて成功。「雑念は入っていなかった。そういう点では(ゾーンに)入っていたかもしれない」。鮮やかに逆転のPGを決めた。
今季から就任した佐藤貴志監督は、古巣からあげた初勝利に「しんどいところを結束して勝ってくれた。感動した」と言った。まさに全員が結束して描いた逆転のドラマだった。


