ショートプログラム(SP)11位の樋口新葉(22=ノエビア)が、フリーで113・51点、合計165・69点を記録し、9位となった。
「ひとまず演技としてはすごくよかった」と胸をなで下ろした。
フリーはシェイリーン・ボーン氏振り付けの「Fix You/Paradise」。長期休養から今春復帰し「楽しい」気持ちを表現しようと選曲した。
冒頭に果敢にトリプルアクセル(3回転半)に挑んだ。惜しくも転倒にはなったが、気持ちの奮い立ちを感じさせるように、その後のジャンプでも思い切りが際立つ。次々に着氷させていくと、終盤のステップシークエンスでも躍動感を表現。コレオシークエンスでのニースライディングで体勢を崩して思わず苦笑したが、演技後の表情には充実感も漂った。
3回転半は、復帰後、練習でも成功していない。だが、6分間練習ではクリーンではないものの片足で着氷。「全日本までにこまめに練習していきたい」。挑戦し続けることを誓った。
SPでは、3回転ルッツで転倒するなどミスが続いて52・18点。「ルッツで、練習でもないような形で転んでしまった。点数も全然上がらなかったので、すごくその部分は悔しい」と心境を吐露していたが、フリーでは前日とは違う姿を見せた。
昨季は右腓骨(ひこつ)疲労骨折の治療に専念するため10月以降は休養。今春から本格的に練習を再開し、7月に競技会へ復帰。2季ぶりのGPシリーズとなった第3戦フランス杯では5位となっていた。
優勝は、合計200・50点をマークしたアバ・マリー・ジーグラー(米国)だった。


