ショートプログラム(SP)8位発進の青木祐奈(21=日大)が、フリー126・18点で自己最高となる合計184・46点を記録し、日本勢最高の5位となった。「コレオとステップはほんとに気持ちよくのびのびと滑れた」と振り返った。
冒頭に予定していたコンビネーションジャンプは単独の3回転ルッツになったが、その後はダブルアクセル(2回転半)-3回転フリップや、ダブルアクセル-2回転トーループなどを次々と決めた。最後まで持ち味とする滑らかなスケートをみせ、演技終了後には静かにほほ笑んだ。
青木は19年8月に左足首を骨折。21年の全日本選手権ではショートプログラム(SP)で最下位の30位に沈んだ。
「全日本でビリになった時は一番どん底というか、それ以上にひどいことはないと思って。思い切ってできていることが今につながっている」
「どん底」も受け止め、成長への活力とした。
今季のフリー「She」はミーシャ・ジーが振り付けを担当し、青木自身の競技人生がテーマ。「思うような結果が出ないことへの葛藤や苦しさ」や「私はスケートが好き」という思いを込め、プログラムを磨き上げてきた。大観衆の前で披露し「一番上までお客さんがいらっしゃって、ほんとにうれしい気持ちがすごくて、緊張はもちろんしたんですけど、声援に後押しされたという実感があります」と目を細めた。
大学4年生シーズンにして、GPシリーズ初出場。持ち前のルッツ-ループの連続3回転ジャンプを着氷させたSP後には「ケガとかもありながらここまで来られたことは皆さんのおかげ」と感謝していた。
優勝は合計200・50点をマークしたアバ・マリー・ジーグラー(米国)。日本勢では三原舞依(シスメックス)が合計172・64点で8位、樋口新葉(ノエビア)が合計165・69点で9位となった。


