ショートプログラム(SP)4位発進の三原舞依(24=シスメックス)が、フリー109・82点、合計172・64点の8位で自己最遅となった今季初戦を終えた。

「惑星」の調べに乗り、優雅に踊った。冒頭のダブルアクセル(2回転半)から3回転トーループを着氷。前半に連続ジャンプを跳んだのは、6分間練習での感覚からだった。「足の状態も朝の練習の時と全然違うのは前々から分かっていて、6分間練習でこんな感じにしようかなと」といまできる最大限を模索し続けた。「滑ることは怖くないんですけど、ジャンプを跳ぶ時は怖さもあって」とも明かす。その中で丁寧にジャンプを重ねていった。後半の3回転ループでは転倒はあったが、演技後に大きな拍手に包まれると笑顔をみせ、応援に感謝するしぐさをみせた。

右足首の故障の影響で、GPシリーズ第4戦中国杯(11月10~12日)を欠場。なかなか競技会への出場がかなわない中、今大会へは「このケガでまだ終われない」と自らを奮い立たせてきた。気持ちが落ちそうになった時は、中野園子コーチからの「三原舞依はこんなもんじゃない!」との言葉を思い返した。

現状を「はっきり言ったら痛みをなんとかしたいという感じ」と説明する。心肺機能での苦しさはないが、足自体の“スタミナ”が戻っていない。「特に後半で疲れた時に足が動くのかはまだ足りていないところではある。後半にコンビネーションをつけたり、高難度のジャンプを持ってきたりしようと思ったら、足の筋力や瞬発力を戻していかないと思います。まだまだ課題が尽きない」と改善を誓った。

7カ月ぶりの試合を終えた。「最後まで滑り切れたことはよかったと思いますが、目標のトップレベルのとことまで思っている自分としては、まだまだ、本当にまだまだ練習が足りていないというところに尽きる」。GPファイナルを制した昨季と比べ、気持ちを奮い立たせる。年末の全日本選手権まで1カ月。「死に物狂いでやっていきたいと思っている。痛みを抑えながら、練習もしっかりすることを一番に考えながらやっていきたい」と言葉に力を込めた。

 

【フィギュア】青木祐奈5位、三原舞依8位、樋口新葉9位 NHK杯女子/フリー詳細はこちら>>