柔道女子52キロ級で東京五輪金メダルの阿部詩(23=パーク24)が肋(ろく)軟骨を負傷していたことを明かした。

1日、国際大会グランドスラム東京へ向けた都内での日本代表合宿で稽古後、8月に肋骨(ろっこつ)を痛めていたとし、「ちょっとしたケガを挟んで、2カ月ぐらい、あんまり全力で柔道をできない期間があったので」と説明した。

稽古中に「『ボコッ』って、前に出てきた」感覚があり、痛みに襲われた。診察は受けてエックス線検査も行ったが、「軟骨は写りにくいみたいで」と正式な診断名は下されず。

以降は慎重に段階を踏んで練習内容の負荷を上げ、10月から本格的な稽古を再開。「感覚がやっと戻ってきた。自分の歯車がやっと合ってきた」と2週間前に出場のめどがたった。「どこまで力が出るのかなっていう部分が、ちょっとだけ不安要素はある」としながらも、5カ月ぶりの実戦機会はパリを見据えての重要な母国大会にもなる。

本番でのシード枠は8。「危ういっていうことだったんで、しっかり大会選んで、ポイントを考えながらっていう部分で選ばせていただきました」とにらむ。「内定して出るのが初めてなので、ちょっとだけ心に余裕を持ちながらできる大会かなって思ってたんですけど、意外と、意外と緊張してるなっていう感じ」とほほ笑んだ。