ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(27=クラレ)が12日、ワールドカップ(W杯)札幌大会(札幌市大倉山ジャンプ競技場)の公式練習に参加し、3回飛んで感触を確かめた。1回目はK点(123メートル)越えの131・5メートル、2回目は117メートル、3回目は119・5メートルだった。「1本目と2本目は、今できる限りのことができたかなっていう感じ」と手応えを得た様子だった。
3回とも違うテーマで臨んだ。助走部分や飛び出しなど、意識する部分を変えた。今季は五輪や世界選手権などビッグゲームがないシーズン。開幕前から「新しいテクニックを吸収するいい時間」と捉え、試行錯誤しながら飛躍を作り上げている。今季から指導を受けるヤンネ・バータイネンコーチからは、飛び出し部分で「スイングを意識しながら」と、アドバイスを受ける。台に徐々に力を伝えるように取り組んでいる。
今季はW杯8戦で最高は6位2度。個人総合では13位につける。2季ぶりW杯優勝を目指し、国内での大会で調子を上げていきたい。能登半島地震の被災地へ思いをはせ、試合や練習できることに感謝する。「自分が今何ができるかって言ったら、やっぱり飛ぶことで見てくれる人に元気を与えられるようなパフォーマンスをすること」と受け止める。13、14日の札幌2連戦で「少しでもいい方向に向かっていけるように、今日の反省を生かして明日につなげていきたい」と力を込めていた。【保坂果那】


