ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングブルーサクヤ鹿児島(レギュラーシーズン1位)が、リーグH初代王者に輝いた。

前身の日本リーグを含めて15季ぶりの頂点。10連覇中だった北国ハニービー石川(同2位)に競り勝った。河嶋英里主将(33)は「周りからは『今年も北国だろう』と思われているだろうなと思っていました。私たちは毎年、絶対にプレーオフで優勝するという目標があった。最初からぶれることなく、最後まで走り切れたから、この結果がある。北国さんが10連覇してきて、壁を越えられずに、ずっと悔しい思いをしてきていた。北国さんと試合をして、私たちが勝てたことに大きな価値があると思います」と優勝をかみしめた。

悲願の優勝にたどり着き、選手が涙ながらに抱き合った。前半は3-3から6連続得点。その過程でGK宝田希緒(26)が好セーブを連発した。7メートルスローを含めて鉄壁の守りで失点を許さず、一気に主導権を握った。日本代表に名を連ねる相手の石川空(22)らの攻撃に苦しむ場面もあったが、前半を16-16で折り返した。

後半も序盤から先手を打ち、終始リードで試合を進めた。終盤には石川のシュートを宝田がセーブ。金城ありさ(25)は「宝田がビッグセーブで止めてくれたのて、勝利が決まったと思った」と仲間をたたえ、殊勲のGKは「最後は『とにかく体に当たれ!』と思いながら止めました。60分間ずっとハードなディフェンスをしてくれて、それがあっての私のキーピングでした」と感謝した。

リーグH初代王者となり、北国石川の1強時代に終止符を打った。金城は「リーグH初代王者ということで、歴史を1つつくれたと思う。この歴史を閉ざさず、来年も再来年もブルーサクヤが名を残せるようにしていきたいと思います」と成長を誓った。【松本航】