日本(世界ランク5位)がフランス(同17位)を3-0で下した。アウトサイドヒッターの佐藤淑乃(23=NEC川崎)が両チーム最多19得点と躍動。今季SVリーグで最優秀新人賞とベストOHをダブル受賞した若手の力で、フェルハト・アクバシュ監督(39)体制での国内初戦で快勝した。7勝2敗として、ファイナルラウンドへ前進。10日は韓国(同34位)と対戦する。

   ◇   ◇   ◇

新たな日本の得点源が、今季の国内初戦で輝いた。地元千葉出身の佐藤が、両軍最多の19得点。「苦しかったけど、しっかり決めることができた」。冷静に振り返る姿に、日の丸を背負う覚悟がにじんだ。

一打で流れを呼び込んだ。第1セットの頭からいきなり0-5とリードを奪われたが、自らの強打で反撃ののろしをあげた。このセットだけで8得点。終盤の逆転でセットカウントを先取すると、勢いづいた日本はそのままストレートの快勝。千葉大会の初戦を飾った。試合前のミーティングで「ファンは応援している。味方している」と新指揮官。その言葉を胸に刻み、サービスエース3本を決めるなど盛り立てた。

22年世界選手権のコートに立ったが、昨夏のパリ五輪は代表入りを逃した。体育館や寮のテレビで観戦。憧れを胸に抱きながらも「まだ立てる実力がない」と自覚した。悔しさをバネに、今季のSVリーグで日本人最多の895得点を挙げて最優秀新人賞とベストOHを獲得。文句なしで、トップチームに返り咲いた。

1次リーグ敗退したパリ五輪後に、同じポジションで主将を務めた古賀紗理那さんが引退。所属でも背番号「2」を受け継ぎ、身が引き締まった。「試合へ出続けられる中心選手になりたい。オフェンス面でチームを引っ張る選手になっていきたい」。VNLではここまで和田の149得点に次ぐチーム2位の141得点と、欠かせない存在になった。

ただ、絶対エースの位置にはまだ及ばないことも分かっている。「攻守でまだみんなに助けられている」。10日は韓国戦。「もう1回、明日勝ち切る。粘り強さを出しながら頑張りたい」と意気込んだ。前回大会は過去最高の銀メダル。23歳の力で頂点を目指す。【飯岡大暉】

【バレー】日本女子ストレートでフランスに勝利!VNL千葉大会の初戦飾る/ライブ詳細