昨季準優勝のブレイヴキングス刈谷が開幕戦で快勝した。

同3位ジークスター東京から33得点。ポルトガル代表歴を持つ新加入のLBアンドレ・ゴメス(27)は、チーム最多に並ぶ7得点で存在感を示し「たくさんのファンと勝利できて、すごくうれしい。シーズンの最後には、必ずみんなとトロフィーを勝ち取りたい」とリーグH初優勝を誓った。

前半は先手を奪われる展開から、16-13とリードで折り返した。8-7の15分には相手の7メートルスローのタイミングで24年パリ五輪(オリンピック)日本代表のGK岡本大亮(30)が投入され、ビッグセーブで流れを引き寄せた。後半も相手との1対1を止めるなど躍動した守護神は「フリーのシュートも、何本か自分らしくセーブできた」と手応えをにじませた。

前身の日本リーグ(JHL)を含め、5季連続で準優勝。いずれも決勝で豊田合成名古屋の壁に阻まれてきた。この日の試合後も会場出口で選手全員が一列になり、声援を送ったファンを見送るなど、地域に根差した活動を続けている。

最前列でハイタッチしていた岡本は「アットホームな雰囲気で、いいプレーが出たら皆さんに喜んでいただき、プレーしていて楽しい環境がそろっていました」と感謝し「地元の方を勇気づけたり『ハンドボールっていいな』と思ってもらえるプレーをしていきたい」。愛される集団として、頂点を目指す歩みが始まった。【松本航】