フォルティウスが26年ミラノ・コルティナ五輪へ、望みをつなぐもすぐに後がなくなった。タイブレークでは7-2でロコ・ソラーレの3大会連続五輪を阻止したが、決勝ではSC軽井沢クに3-11で黒星。相手に五輪最終予選(12月、カナダ)代表に王手をかけられた。サード小野寺佳歩(33)は「2勝すればいいだけなので、気持ちをすぐ切り替えて、全力で挑みたい」と諦めない。

盟友の思いを背負って戦うと覚悟を決めたからだ。タイブレークで破ったロコ・ソラーレには、スキップ藤沢五月(34)ら同じ北見市常呂町出身の同い年が3選手がいる。父の亮二さん(64)はコーチを務める。4年前には北京五輪代表の座を奪われたが、しのぎを削る良きライバルに思いをはせると、小野寺の目にも涙があふれた。「お互い本当にずっとやってきた仲間なので…ロコの分まで」と決意を示す。試合後、亮二コーチからは背中をポンポンと2回たたかれ、勝利をたたえられた。「父もすごく複雑な気持ちではいたと思う」とおもんばかった。

1次リーグでは2連敗からの2連勝で、負けたら終わりの状況から勝ち上がった。だから「崖っぷちからここまで試合がまだできているので、はい上がる自信はあります」と、追い込まれても明るい。「必ずあと2勝して代表権を勝ち取りたい」。泣いても笑っても14日の決勝で決着する。五輪への挑戦を終わらせる訳にはいかない。【保坂果那】

【カーリング】ロコ五輪消滅…SC軽井沢クが2勝で代表に王手、フォルティウス崖っぷち/詳細