「ソルジャー」が三たび、杜(もり)の都を熱くする。仙台89ERSは20日、宮城・名取市内の商業施設で、今季から復帰する片岡大晴(40)の公開復帰会見をおこなった。集まった大勢のブースターを前に来季に向けての思いを語った。

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「ソルジャー(兵士)」の異名を持つ男が約1年ぶりに、仙台に帰還した。片岡の「ただいま!」の声に、たくさんのブースターから「おかえりー!」が響いた。

「僕は本当に恵まれている。本当に自分勝手な人間だと思うんですけど、この気持ちに応えることができるように頑張りたいと改めて思いました」と変わらぬ温かい声援に触れ、より一層気を引き締めた。

昨年7月、ブースターの前でモンゴルリーグへの挑戦を表明。通算8季在籍したミスターナイナーズは、惜しまれつつも、背を押された。同8月にダルハンユナイテッドとの契約を発表。約2カ月の在籍となったが、それでも「悔いは全くない」と胸を張る。

日本人初となるモンゴルリーグ挑戦者として足跡を残し、11月末から昨季はB3さいたまブロンコスでプレー。34試合に出場し、1試合平均6.6得点、3点シュートは51%(41/80)と高い成功率をマーク。「数字よりも、未知の世界に飛び込めたこと。僕自身も挑戦する人間でいられて、その姿を皆さんに届けられたことで僕にとって大きな1歩を踏み出せた1年でした」と充実感を漂わせた。

仙台は昨季、前年からの勝利数増加24勝とB1リーグ記録を塗り替えるなど、数々のクラブの歴史を塗り替え飛躍の1年をたどった。その様子を一ファンとして、見守っていた片岡。復帰が決まり、顔を合わせた仲間とも再び堅い握手を交わした。クラブが掲げるBブレミア初年度の「頂点」に向け「僕が持っているものを毎日100%を発揮する。それだけだと思っています」。大きなピースとして、再び熱気を上げる。【高橋香奈】

◆片岡大晴(かたおか・まさはる)1985年(昭60)12月24日生まれ、仙台市出身。仙台高-白鴎大。同大在学中の07年にリンク栃木ブレックス(現Bプレミア宇都宮)に育成選手として入団。08年からプロ契約を結び4季在籍。以降、京都-北海道-仙台-京都に所属し、19年から仙台復帰。25年8月にモンゴルリーグのダルハンユナイテッドと契約し、約2カ月在籍。同11月からはB3さいたまブロンコスでプレーし、今年6月に仙台への再復帰を発表。ポジションはシューティングガード。184センチ、80キロ。