前回王者で世界ランク5位の張本智和(23=トヨタ自動車)が、4強に進出した。過去2戦2敗だった同10位のアレクシス・ルブラン(フランス)を破り、準決勝へ駒を進めた。
妹・美和(18=木下グループ)もこの日の女子シングルス準々決勝で快勝。兄妹同時優勝まであと2勝とした。
世界ランク7位で24年パリ五輪銅メダルの早田ひな(26=日本生命)が、準々決勝で敗退した。
準決勝、決勝は9日に行われる。
男子準々決勝
| 張本智和 | 4 | 19-17 10-9 11-4 11-9 - - - | 0 | アレクシス・ルブラン(フランス) |
◆試合経過
第1ゲーム
張本は立ち上がりからサーブ、レシーブで先手を握った。しかし中盤、バックハンドがオーバーになる場面が続き、5連続失点で逆転を許した。それでも強打の応酬で引かず、一進一退の攻防からジュースへ突入。何度もゲームポイントを握られながらも攻めの姿勢を崩さず、バックハンドのストレートを決めて前に出ると、最後はフォアハンドを決め、19-17で激戦の第1ゲームを先取した。
第2ゲーム
張本はカウンターのスマッシュを決められ、返球がネットにかかるなどミスも出て、いきなり7連続失点と窮地に立った。それでも持ち味の守備力から流れを取り戻し、5連続得点。相手がたまらずタイムアウトを取った。再開後も攻めの手を緩めず、連続得点を9まで伸ばして逆転。チキータで先にゲームポイントを握ると、最後はフォアハンドのストレートを決め切り、11-9。大逆転でゲームを連取した。
第3ゲーム
序盤はラリーになる前に互いに得点を重ねる展開となったが、3-3から張本が流れをつかんだ。後ろに下がったルブランに対し、冷静に前へ落として得点すると、4連続得点で一気にリードを広げた。7-4ではコーナーぎりぎりにフォアハンドのストレートを決めるなど圧倒。大きく点差を広げてゲームポイントを握ると、最後は相手のサーブミスで11-4。3ゲームを連取した。
第4ゲーム
序盤からストレートを狙った張本。前半はリードを許したが、台上で圧倒して相手を後退させた。中盤には壮絶なラリーを制して同点に追いつく。9-9ではミドルにフォアハンドを突き刺してマッチポイントを握ると、最後は相手の返球がオーバーとなり11-9。最後まで会場を沸かせる「張本劇場」で難敵を振り切り、ゲームカウント4-0で準決勝進出を決めた。
女子準々決勝
| 早田ひな | 1 | 7-11 8-11 4-11 12-10 6-11 - - | 4 | 蒯 曼(中国) |
◆試合経過
第1ゲーム
左利き同士の対戦は、立ち上がりから一進一退の展開となった。早田は持ち味のフォアハンドで得点を重ね、鋭いバックハンドも決めて食らいつく。しかし7-8からレシーブが甘くなって連続失点し、ゲームポイントを握られた。最後は相手のサーブを返せず、7-11で第1ゲームを落とした。
第2ゲーム
2点を先制した早田だったが、審判から注意を受けたサーブでミスが出るなど、流れに乗りきれない。4-4から左右に振られる展開に苦しみ、バックハンドのクロスへの強打を決められるなど5連続失点。5-10とゲームポイントを握られてから3連続得点で詰め寄ったが、最後はロングサーブを決められ8-11。2ゲーム連続で落とした。
第3ゲーム
2ゲームを失った早田は、このゲームも序盤から防戦を強いられた。フォアハンドのクロスをコースぎりぎりに攻められ、強力なカウンターにも苦戦。7連続失点を喫するなど主導権を握られた。返球がアウトとなって3-10とゲームポイントを握られると、最後はタイミングが合わず4-11。3ゲームを連取され、後がなくなった。
第4ゲーム
ゲームカウント0-3と後がなくなった早田は、バックハンドのストレートなど強打を決めて4-1と先行した。しかし中盤、相手のサーブに苦しみ、返球がアウトになる場面が増えた。4連続失点で5-7と逆転されると、たまらずタイムアウト。その後も相手の対応力に苦しみ、返球をネットにかけてマッチポイントを許した。それでも土壇場で集中力を発揮。6連続得点でひっくり返し、12-10で奪取してゲームカウント1-3とした。
第5ゲーム
ゲームカウント1-3として迎えた第5ゲーム。早田は中盤までプレッシャーをかけながら食らいついた。それでもフォアサイドを突かれて先行を許すと、強烈なリターンでさらに点差を広げられた。最後は相手のマッチポイントで返球がネットにかかり、6-11。粘りを見せた早田だったが、ゲームカウント1-4で敗れ、準々決勝で姿を消した。
女子準々決勝
| 張本美和 | 4 | 11-5 11-3 11-13 11-8 11-5 - - | 1 | シン・ユビン(韓国) |
◆試合経過
第1ゲーム
張本が先制点を挙げると、大きな声を上げて勢いに乗った。強烈なスマッシュを繰り出す一方、シン・ユビンも鋭い返球で応戦。3-3から相手のサーブがフォルトとなると、一気に6連続得点で9-3と突き放した。最後は相手の返球がネットにかかり、11-5で第1ゲームを先取した。
第2ゲーム
シン・ユビンが強烈なバックハンドを繰り出すも、張本は冷静に対応。エッジボールが続くなどして4-1と主導権を握った。その後も相手のチキータがオーバーになるなどミスにも助けられ、終盤は5連続得点。最後も相手の返球がネットにかかり、11-3でゲームを連取した。
第3ゲーム
張本は立ち上がりからミドルを攻めた。2-3とこの日初めてリードを許したが、得意のバックハンドをストレートに決めて流れを渡さない。シン・ユビンもバックハンドのストレートで応戦し、後半は一進一退の攻防となった。相手の返球がアウトとなって9-8と前に出たものの、チキータを打ち返されて逆転を許す。ジュースにもつれ込んだ末、11-13でこのゲームを落とした
第4ゲーム
張本は3-2の場面で長いラリーをバックハンドのストレートで制すと、勢いに乗った。中盤には柔らかいフォアハンドをストレートに決め、ガッツポーズ。カーブをかけたレシーブでゲームポイントを握ると、最後はミドルを攻め切り、11-8で奪取。ゲームカウントを3-1とした。
第5ゲーム
張本は3-2の場面でサーブで得点を挙げると、主導権を握った。フォアハンドのストレートも走り、5連続得点。さらに再びサーブで得点し、マッチポイントを握った。10-5でタイムアウトを取ると、最後は攻め切って11-5。難敵シン・ユビンをゲームカウント4-1で退け、準決勝進出を決めた。
































