3月の世界選手権4位の愛称「ゆなすみ」こと長岡柚奈(21)森口澄士(24)組(木下アカデミー)が、フリー118・44点の合計181・50点でGPシリーズ初の表彰台となる3位に輝いた。長岡が2度のけがを経て迎えた約7カ月ぶりの実戦で、ショートプログラム(SP)4位から1つ順位を上げた。
長岡は「昨シーズンは2戦とも4位であと1歩届かなかった。すごく悔しい思いをしてたので、絶対にメダルを獲得してファイナルを目指したいっていう気持ちで練習してたので、1試合目で表彰台に乗れてすごくよかったなっていう気持ちです」とうなずいた。
SP3位のアコポワ、ラフマニン組(アルメニア)を3・28点差で追って迎えたフリー。疾走感のある「Hiba」などの楽曲に乗せ、持ち味のスピードを発揮した。森口が長岡を空中に投げ上げる3回転ツイストリフトや、スロー3回転ループとスロー3回転サルコーには細かいミスが出たが、2人で跳ぶ3回転ループからの連続ジャンプや3回転トーループで加点を得て、演技をまとめた。滑り終えて膝に手をついた長岡を、森口は笑顔で引き寄せて抱きしめた。
4月に長岡が右足を疲労骨折。7月に氷上練習を再開したものの、8月には交通事故で左足を負傷し、9月の木下グループ杯を欠場した。今季の初戦は11月にずれ込み、「すみくんに申し訳ないという感じでした」。それでも、2人で滑れない間、長岡から届く「頑張ってるよ」のメッセージが、1人で練習を続ける森口を支えた。
8月末に練習を再開し、9月下旬から今月3日までは2人でドイツ・ベルリンに滞在。ツイストリフトとスロージャンプを重点的に磨き、構成を落とさず今季初戦に臨んでいた。昨季はNHK杯、フィンランド大会と2戦続けて4位。結成4季目でGPの表彰台に初めて届いた。
次戦は第6戦のNHK杯(11月27~29日、東京・京王アリーナTOKYO)。今度は初のファイナル進出を目指す。


