前回王者で世界ランク5位の張本智和(23=トヨタ自動車)が4ー1で同29位のオ・ジュンソン(韓国)を下し、連覇を達成した。

先に行われた女子シングルス決勝では、世界ランク3位の妹・美和(18=木下グループ)が優勝。WTT主催大会のシングルスにおける兄妹優勝は、24年6月のコンテンダー・チュニスで張本兄妹が達成しているが、チャンピオンズ以上に格付けされる大会では初めてとなった。

智和は準決勝で世界ランク3位の松島輝空(そら)を4-2で撃破。そのまま決勝を制した。

優勝トロフィーを手に笑顔で写真に納まる張本兄妹。左は兄の智和、右は妹の美和(撮影・江口和貴)
優勝トロフィーを手に笑顔で写真に納まる張本兄妹。左は兄の智和、右は妹の美和(撮影・江口和貴)
優勝トロフィーを手に自撮りする張本兄妹。左は兄の智和、右は妹の美和(撮影・江口和貴)
優勝トロフィーを手に自撮りする張本兄妹。左は兄の智和、右は妹の美和(撮影・江口和貴)

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男子決勝


張本智和7-11
11-7
11-4
11-8
11-7
 - 
 - 
オ・ジュンソン(韓国)

◆試合経過

第1ゲーム

張本は序盤からペースをつかめずリードを奪われた。得意のバックハンドからのミスもあり、2-3から5連続得点を許す。その後もペースを取り戻せず、7-11で第1ゲームを落とした。

韓国のオ・ジュンソンと男子決勝で対戦する張本智和(撮影・江口和貴)
韓国のオ・ジュンソンと男子決勝で対戦する張本智和(撮影・江口和貴)
男子決勝の第1ゲームを韓国のオ・ジュンソン(後方)に奪われた張本智和(撮影・江口和貴)
男子決勝の第1ゲームを韓国のオ・ジュンソン(後方)に奪われた張本智和(撮影・江口和貴)

第2ゲーム

7-11と第1ゲームを落として迎えた第2ゲーム。張本は序盤から力強いフォアハンドを放つ。フォアがさえて5-4から3連続得点と差を広げる。終盤はバックハンドをコースに決めてリートを保つ。11-7で取り返した。

男子決勝 韓国のオ・ジュンソンから第2ゲームを奪い、ガッツポーズを見せる張本智和(撮影・江口和貴)
男子決勝 韓国のオ・ジュンソンから第2ゲームを奪い、ガッツポーズを見せる張本智和(撮影・江口和貴)

第3ゲーム

第2ゲームは11-7と取り返し、1-1で迎えた第3G。張本は序盤から攻めの姿勢を貫く。バックとフォアのコンビネーションもさえる。力強いフォアハンドをクロスに決めるて9-4とすると、ガッツポーズをしてほえた。11-4で圧倒して連続でゲームを奪った。

男子決勝 韓国のオ・ジュンソンから第3ゲームを奪い、ガッツポーズを見せる張本智和(撮影・江口和貴)
男子決勝 韓国のオ・ジュンソンから第3ゲームを奪い、ガッツポーズを見せる張本智和(撮影・江口和貴)

第4ゲーム

第3ゲームは11-4と第2ゲームに続けて連取。2-1で迎えた第4G。張本は2-2から鋭いカウンターの「ハリーカウンター」を繰り出してリードを奪う。その後はシーソーゲームが続く。8-8から鋭いフォアハンドで連続得点を決めて、相手を突き放す。11-8と3連続でゲームを奪った。

男子決勝 韓国のオ・ジュンソンから第4ゲームを奪い、ガッツポーズを見せる張本智和(撮影・江口和貴)
男子決勝 韓国のオ・ジュンソンから第4ゲームを奪い、ガッツポーズを見せる張本智和(撮影・江口和貴)
男子決勝 韓国のオ・ジュンソン(左)から第4ゲームを奪った張本智和(撮影・江口和貴)
男子決勝 韓国のオ・ジュンソン(左)から第4ゲームを奪った張本智和(撮影・江口和貴)

第5ゲーム

第1Gは失うも、第2、3、4Gと連続で奪って迎えた第5G。中盤まではシーソーゲームが続く。6-6から張本がバックハンドを見事なコースに決める。相手のレシーブも乱れて連続得点。8-6とリードを奪うと、今度はフォアハンドのドライブショットを決めて突き放す。その後もペースを譲らず、11-7とゲームを奪い、4-1で勝利。2連覇&兄妹優勝の快挙を実現した。

張本は「常に妹からパワーをもらいながら1戦ずつ勝ち上がることができた。僕たちの優勝というのは、何よりお父さん、お母さんの優勝なのかなと思います」と育てて、卓球を指導してくれた両親に感謝しながら喜んだ。

男子決勝の第5ゲーム、韓国のオ・ジュンソン(後方)からポイントを奪い、ガッツポーズを見せる張本智和(撮影・江口和貴)
男子決勝の第5ゲーム、韓国のオ・ジュンソン(後方)からポイントを奪い、ガッツポーズを見せる張本智和(撮影・江口和貴)
男子決勝第5ゲーム、韓国のオ・ジュンソン(後方)を破って優勝した張本智和は、歓喜のガッツポーズ(撮影・江口和貴)
男子決勝第5ゲーム、韓国のオ・ジュンソン(後方)を破って優勝した張本智和は、歓喜のガッツポーズ(撮影・江口和貴)
男子決勝で韓国のオ・ジュンソンを破り、優勝し打撃ポーズを見せる張本智和(撮影・江口和貴)
男子決勝で韓国のオ・ジュンソンを破り、優勝し打撃ポーズを見せる張本智和(撮影・江口和貴)

女子決勝


張本美和13-11
11-7
9-11
11-9
1-11
11-7
 - 
陳幸同(中国)

◆試合経過

第1ゲーム

序盤は点を取り合う展開となる。4-4からはサーブ、ラリーでのバックハンドでの連続得点で2点を勝ち越す。7-6からは強烈なフォアハンドを相手のフォア側へ打ち込み、リードを広げる。ここからレシーブでのミスなどもあって追いつかれたが、9-8と再び勝ち越しに成功した。その後はフォアのミスなどで10-10のデュースに持ち込まれるも、11-11から台上奥への緩いボールなども駆使しながら2連続得点。13-11で第1Gを先取する。

女子決勝でコイントスを行う石川佳純さん(中央右)(撮影・江口和貴)
女子決勝でコイントスを行う石川佳純さん(中央右)(撮影・江口和貴)

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第2ゲーム

ゲームカウント1-0で第2Gに入る。張本は6-5からサーブで得点。続けてラリーから左隅へのフォアで加点する。相手の緩急を織り交ぜた攻撃から連続失点するが、8-7からは1点を加える。9-7からはバックハンドで右隅をつき、リードを拡大。最後は相手のオーバーを誘発。4連続得点で、このゲームを11-7で奪う。

女子決勝 第2ゲーム、陳幸同(手前)からポイントを奪う張本美和(撮影・江口和貴)
女子決勝 第2ゲーム、陳幸同(手前)からポイントを奪う張本美和(撮影・江口和貴)
女子決勝 第2ゲーム、陳幸同からポイントを奪い、ガッツポーズを見せる張本美和(撮影・江口和貴)
女子決勝 第2ゲーム、陳幸同からポイントを奪い、ガッツポーズを見せる張本美和(撮影・江口和貴)

第3ゲーム

ゲームカウント2-0で第3Gに入る。張本は1-2で高速ラリーからフォアハンドで相手の右側を射抜き、同点に追いつく。2-3からも同じコースへのショットで得点。3-3からはボールがオーバーになり「えぇ!」と思わずつぶやく。さらに連続失点すると、左手で〓(順の川が峡の旧字体のツクリ)を軽くたたく。ただ、流れを止められず、6連続失点で3-9と苦しい展開になる。それでも2点を返し、5-10からも2点を返す。ここで相手がタイムアウトを要求。直後も張本の勢いは止まらず、9-10まで迫る。ただ最後は回転をかけたバックハンドがオーバーとなり、このゲームを9-11で落とす。

女子決勝 第3ゲーム、陳幸同(後方)にポイントを奪われた張本美和(撮影・江口和貴)
女子決勝 第3ゲーム、陳幸同(後方)にポイントを奪われた張本美和(撮影・江口和貴)
女子決勝 陳幸同に第3ゲームを奪われた張本美和(撮影・江口和貴)
女子決勝 陳幸同に第3ゲームを奪われた張本美和(撮影・江口和貴)
女子決勝 陳幸同に第3ゲームを奪われ、タオルを顔に乗せる張本美和(撮影・江口和貴)
女子決勝 陳幸同に第3ゲームを奪われ、タオルを顔に乗せる張本美和(撮影・江口和貴)

第4ゲーム

ゲームカウント2-1で第4Gに入る。序盤から超高速ラリーが続き、会場からは「ハーリーモート!」の声援も。6-6からミドルへの高速フォアハンドで勝ち越す。7-6からは回転をかけたバックハンドも織り交ぜて加点。ただ、相手も台の手前に攻めて、追いつかれる。そこからがラリーの末に2連続得点で勝ち越し、先にゲームポイントを握るも、1点を返される。

ここで張本はタイムアウト(TO)を要求。直後のプレーで力強いバックハンドを浴びせ、相手は台上に球を返せない。このゲームを11-9で奪う。

女子決勝の第4ゲーム、陳幸同からポイントを奪い、ガッツポーズを見せる張本美和(撮影・江口和貴)
女子決勝の第4ゲーム、陳幸同からポイントを奪い、ガッツポーズを見せる張本美和(撮影・江口和貴)
女子決勝 陳幸同(左)から第4ゲームを奪った張本美和(撮影・江口和貴)
女子決勝 陳幸同(左)から第4ゲームを奪った張本美和(撮影・江口和貴)

第5ゲーム

ゲームカウント3-1で第5Gに入る。3連続失点し、0-3からは壮絶な打ち合いの末にバック側へ入れられて失点。0-5から1点を返すも、再び5連続失点で1-10とされる。観客から「美和ちゃん、大丈夫だよ!」の声かけを受けるが、最後もミスで失点。このゲームは1-11で落とす。

女子決勝の第5ゲーム、陳幸同からポイントを奪われ、ラケットを見つめる張本美和(撮影・江口和貴)
女子決勝の第5ゲーム、陳幸同からポイントを奪われ、ラケットを見つめる張本美和(撮影・江口和貴)

第6ゲーム

ゲームカウント3-2で第6Gに入る。1点を先取されるが、攻めの姿勢は変えず、3連続得点。その後もリードを広げる。7-5になると、会場からは「ハーリーモート!」のコール。ただここから、張本も台上へ返しきれず、7-7にされる。ここで張本が緩めのサーブから得点。次は豪快なフォアハンドで勝ち越す。そのまま得点を重ね、11-7で優勝を決めた。

ゲームカウント4-2で勝利を決め、場内インタビューで「今までで一番良かった日かなと思います」「ファンの皆さまの応援のおかげで勝ち切ることができました」と喜びを口にした。

女子決勝の第6ゲーム、陳幸同からポイントを奪い、優勝を決めた張本美和(撮影・江口和貴)
女子決勝の第6ゲーム、陳幸同からポイントを奪い、優勝を決めた張本美和(撮影・江口和貴)
女子決勝の第6ゲーム、陳幸同からポイントを奪い、優勝を決め歓喜する張本美和(撮影・江口和貴)
女子決勝の第6ゲーム、陳幸同からポイントを奪い、優勝を決め歓喜する張本美和(撮影・江口和貴)
女子決勝の第6ゲーム、陳幸同からポイントを奪い、優勝を決め歓喜する張本美和(撮影・江口和貴)
女子決勝の第6ゲーム、陳幸同からポイントを奪い、優勝を決め歓喜する張本美和(撮影・江口和貴)

【イラスト】WTTチャンピオンズ女子準決勝以降勝ち上がり
【イラスト】WTTチャンピオンズ女子準決勝以降勝ち上がり
【イラスト】WTTチャンピオンズ男子準決勝以降勝ち上がり
【イラスト】WTTチャンピオンズ男子準決勝以降勝ち上がり