愛知・名古屋アジア大会参加のため来日している北朝鮮の金日国体育相が29日、東京で行われた女子高飛び込みの決勝を観戦した。北朝鮮選手2人が出場し、チョ・ジンミ選手が銅メダルに輝いた。日朝関係筋によると、日本政府側は北朝鮮選手団の新幹線利用を制限していたが緩和し、金氏は名古屋から新幹線で移動した。
金氏は随行員と共に、北朝鮮選手を大きな拍手で応援。日本の選手に拍手を送る場面もあった。北朝鮮はチョ選手に続き、キム・ミファ選手が4位と健闘。金、銀メダルは中国選手が獲得した。
関係筋によると、日本側は北朝鮮選手団に対し、安全の確保などを理由に新幹線を利用する場合は1両を借り上げるよう求めていた。北朝鮮側は他国選手団にはない措置だと反発。事情を知った大会関係者や日本オリンピック委員会(JOC)の中からも国際大会にふさわしい対応を求める声が上がり、運用が見直されたという。
日本政府は独自制裁で北朝鮮籍保有者の入国を原則禁止しているが、スポーツ交流では例外的に認めており、金氏は17日に来日した。関係筋によると、19日の開会式では日本政府関係者が名古屋市の会場で金氏に接触。金氏は返答せず立ち去った。


