傷害容疑の木俣議員、辞職に言及せず
傷害容疑で愛知県警に書類送検された木俣佳丈参院議員(40)が3日、名古屋市の愛知県庁で事件発覚後初めて記者会見し、「大変な事件を起こし、被害者の方に大きな痛手を負わせ、国民や県民にも大変な迷惑を掛けた。心からおわび申し上げる」と陳謝した。
議員辞職について質問された木俣議員は「被害者や有権者にひたすらおわびしたいという思いだけだ」と述べるにとどめた。
木俣議員は終始顔をこわばらせ、時折涙を見せながら、「本当に申し訳ない」と何度も深々と頭を下げた。しかし、当時の詳しい状況については「酒を飲みすぎて記憶にない」と弁解。「普段は認識を失うような飲酒はしない。このような事件を起こしたのは初めてだ」と述べた。
木俣議員は昨年12月29日夜、豊橋市松葉町1丁目の繁華街にある飲食店で、地元消防団員の激励会の後、知人と飲酒。その際、30代の女性従業員をけり、軽傷を負わせた疑いで愛知県警が2日、名古屋地検豊橋支部に書類送検した。
木俣議員は、89年に一橋大を卒業。98年に同選挙区で初当選し、現在2期目。
[2006/2/3/13:58]
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