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  今、心の診察室では
 

【第20回】

心身症の治療は心と体の両面

今、心の診察室では

 診療科目に心療内科をかかげている病医院が増えている。この心療内科医が診る疾患は心身症である。

 「心身症というと、まだまだ精神疾患と混同して語られることも多いのですが、日本心身医学会では91年に、きちっと定義しています」と、日大板橋病院心療内科の村上正人科長は説明する。その定義とは−「身体疾患の中でその発症や経過に心理社会的な因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害が認められる病態をいう。ただし、神経症やうつ病など他の精神障害に伴う身体症状は除外する」というものである。

 「そして、背景にある心理社会因子と身体的障害の発症や経過との間に、時間的な関係性が認められることが必要なのです」(村上科長)。つまり、ストレスが原因となって身体疾患が起きてくるのが心身症なのである。

 心身症とされる病気は数多いが、その中から胃・十二指腸潰瘍(かいよう)をみてみよう。Aさんは強い酒が原因。一方、Bさんは会社の人間関係で悩み、心理社会的な面が原因。同じ胃・十二指腸潰瘍でも発症原因が異なる。Aさんの場合は内科での一般治療で対応可能だが、Bさんの場合は心身症の様相を呈す胃・十二指腸潰瘍なので、心療内科での治療が的確である。

 「胃・十二指腸潰瘍そのものは、H2ブロッカーやプロトンポンプ阻害薬など、胃酸の分泌を抑制する良い薬ができているので、それを使えば回復します。しかし、心身症では心の問題が背景にありますから、そこには効かないのです。だから、心療内科での心身症の治療は心と体の両面を治療していきます」と村上科長。

 たとえば、その心の面へのアプローチについて、村上科長は次のようにいう。「患者さんは心と体の関係に気づき、気持ちの切り替え、視点の転換、自己の感情や行動のコントロールができるようになって、初めて心身症が改善に向かう。自己成長を通してストレスに強くなるのですが、そこに私たちはアプローチするのです」。

 そして、薬だけで治らなかった心身症が治っていくのである。“気のせい”で生じる疾患ではない。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

心身症に入る病気

 その数は200とも300ともいわれている。代表的なものには胃・十二指腸潰瘍(かいよう)、慢性胃炎、過敏性腸症候群、本能性高血圧、狭心症、一部の不整脈、気管支ぜんそく、書痙(けい)、自律神経失調症、円形脱毛症、慢性じんましんなどがある。
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