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  この病気になる理由
 

【第1回】

興奮がバランス崩すことも

この病気になる理由

血栓症(上)

 血管が血の塊=血栓によって詰まることで起きるのが血栓症。心臓の筋肉に血液を送っている冠動脈に詰まれば心筋梗塞(こうそく)を招き、脳内で詰まれば脳梗塞を起こす。また肺動脈が詰まると肺塞栓(そくせん)症となる。サッカー日本代表の高原選手もかかって知られるようになったエコノミークラス症候群は、肺塞栓症の1つだ。

 血液生理学が専攻分野である高田明和・浜松医大名誉教授は「血栓症という大枠でくくると、がんを抜いて日本人の死因のトップにもなる存在です。現代人にとって最大の敵と考えなくてはいけません」という。

 そこで問題になるのは、なぜ血栓ができるかということ。出血すると血はやがて固まって止まる。具体的には血液の中にある凝固因子と、傷ついた組織から出る組織因子が反応して血液の凝固が起こる。生存するために人の体に備わっている機能の1つといえる。

 「血栓は止血作用と全く同じ仕組みでつくられます。ただし、血管内には凝固因子である血小板の機能を抑える因子を放出したり、血栓を溶かす物質を出す仕組みも備わっています。このバランスが崩れることが血栓症を招く原因になります」(高田名誉教授)。

 ではそのバランスを崩す危険因子は何か? これが実に多い。風邪をひいても血液は固まりやすくなる。体内に炎症が起きると血小板が活性化され、血液凝固が促進されるからだ。

 食生活も当然、関係する。肉に含まれるアラキドン酸は、血小板を凝集させる働きがある。肉の過食は血栓の危険因子といえなくもない。興奮した際に分泌されるアドレナリンも血小板を凝集させる。日常生活は血栓症の危険がいっぱいなのである。

 「要は自分にとっての危険因子は何か、をあらためて考えてみることです。止血能力の高さ、血栓のできやすさは狩猟などで傷つきやすかった古代人には有利だったはずです。それが今は逆。病気と環境は縁が深いのです」(高田名誉教授)。

【ジャーナリスト 小野隆司】

 血栓症になる遺伝子=凝固を促進するV因子は、止血作業にストップをかける物質(プロテインC)によって破壊されるが、この物質に反応しないV因子を持つ人がいる。オランダのライデンに住む患者から発見されたことから、V因子ライデンと呼ばれる。欧米人には3〜5%いるといわれる。日本人をはじめ東洋人には見つかっていない。
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