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  この病気になる理由
 

【第78回】

出血前の軽い症状が警鐘

この病気になる理由

くも膜下出血(下)

 くも膜下出血を含め脳血管疾患は、日本人の死因の第3位を占めるが、命は取りとめても医療費負担が大きい。厚生労働省発表の国民医療費の概況をみると、脳血管疾患の医療費は1兆7874億円(2001年度)。このうち入院医療費は1兆3635億円と、76・3%も占めている。医療費を含めその損失高は1人平均1800万円にもなる と試算されている。

 毎年、1万人あたり2人の割合で発生している、くも膜下出血は死亡率も30%前後と高い。日常における予防対策はないものだろうか。日本未病システム学会の常務理事を務める福生吉裕・(財)博慈会老人病研究所(東京・足立区)所長は「高血圧を放置している人にストレスが合併すると危険性が高まります。突然の発症が大半ですが、注意してみると本格的な出血の前に比較的軽い症状として頭痛、むかつき、意識消失、めまいなどを示すこともあります。このような警告症状を未病期として受け止め脳ドックか脳外科に相談していただきたい」と話す。

 くも膜下出血は脳動脈にできた瘤(こぶ)の破裂が約8割の原因を占める。ただ、この脳動脈瘤(りゅう)を来す理由がよく分かっていない。家族性(体質、共通の生活環境)を示す傾向もある。脳動脈瘤が破裂した人の近親者(1親等以内)では約4%に脳動脈瘤が発見されるという調査がある。「喫煙者、高血圧、多量の飲酒が続いた場合、感染症にかかった時などでは、くも膜下出血が起こりやすいことは確かです。やせている人の方が発症しやすいともいわれています」と福生所長。

 脳動脈に瘤をできにくくする方法は分かっていないが、破裂していない瘤を脳ドックなどで発見するケースは増えている。予防治療などで出血を未然に防げれば、これに越したことはない。「くも膜下出血が発生してしまうと予後はやはり良くないのが現状です。脳動脈に瘤があるのかどうか知っておくことは重要でしょう。思い当たる節のある人は1度検査をしてみてください」と福生所長は勧める。

 くも膜下出血では死亡や身体的不自由を生じる率を社会的に減らすことが最大の目標になる。

【ジャーナリスト 小野隆司】

予防治療の検討対象(日本脳ドック学会指針)

 (1)脳動脈瘤の最大径が5ミリ前後以上(2)脳硬膜の内側にある(3)70歳以下が原則。最大径が10ミリ以上の場合は予防治療を強く勧め、70歳以上でも3〜4ミリなら個別に判断するなどとなっている。
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