第3試合のシングルマッチで、前GHCヘビー級王者・拳王(39)が、新日本プロレスから武者修行中の大岩陵平(25)と対戦。PFS(プロフェッショナル・フットスタンプ)で3カウントを奪って勝利した。

試合後、拳王は「拳王の逆・夢☆勝ちますシリーズ開幕戦! まずはヤングライオンの大岩陵平、倒したぞ!」と、自分が勝手に設定した「逆・夢☆勝ちますシリーズ」第1戦に勝利したことを喜んだ。

続けて「大岩、ヤングライオンのくせしてなかなかやるじゃねーか。俺のヤングライオン殺法もやったけど、仕留められなかったな。まあいいよ、これがヤングライオンの強さだよな。あと2戦! 楽しみだよ。開幕戦からこれだけ楽しめて、次は5・4レッスルマジック。もちろん、ヤングライオン、どなたか来るんでしょうね?」と、新日本プロレスの若手選手たちに「レッスルマジック」(5月4日、両国国技館)に来るように強要した。

さらに上から目線で「拳王の逆・夢☆勝ちますシリーズだぞ! 5・4、ヤングライオンの人たちよ、俺が胸を貸してやる。必ず両国国技館に来い! そして5・6(のALL TOGETHERで対戦する)藤田晃生! お前はマジで面倒くせえんだよ! 俺が倒してやるからな」。清宮海斗につきまとい続け、「面倒くさい男」の不名誉な称号をもらってしまった拳王だが、ちゃっかり藤田に「面倒くさい」を押しつけていた。

しかし負けた大岩は、拳王の発言に激怒。PFSで踏みつけられて痛めた腹部を押さえながら「チクショー、チクショー! クソッー! 拳王、てめぇがいつもバカにした口調で言う“ヤングライオン”ってのはな、新日本プロレスに入門した練習生が毎日、毎日、血へどを吐いて必死に努力して、やっとなれるのがヤングライオンだよ! 拳王おいてめぇ、俺は怒ってるよ。そんなにヤングライオンをバカにすんじゃねーよ。お前もこの俺が絶対にぶっつぶしてやる! クソッ」と怒りに震えていた。