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  〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今
 

【第84回】

親はいつでも最大の支え

〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今

うつ病(2)

 中学2年のH君は、野球部に入って頑張っていたが、早朝からの朝練と、3年生の先輩との上下関係やポジションをめぐる友人との人間関係に次第に疲れを感じ、部活動を休むようになった。朝早く起きなくていい生活になると、次第に学校に行くこともおっくうになり、不登校が始まった。心配した母親が、小児科に連れて行き、問診の結果、軽いうつ病であると診断された。

 しかしH君が野球で活躍するのを期待する父親は「根性がないから、朝起きられないんだ。甘やかすからだ」とH君にも母親にも不機嫌な顔をし、家には暗い雰囲気が漂っている。

 子どもがうつ病になったときの親の態度について「子どものうつ 心の叫び」(講談社)の著者で北海道大病院児童精神科の伝田健三医師は次のようなアドバイスをしている。

 <1>現在の状態は、単に嫌なことがあって落ち込んでいるのではなく、怠けでも性格の問題でもなく、親の養育のせいでもなく「うつ病という体の病気」だと理解しましょう。

 <2>子どもがこれまでの苦しかった体験を耐え忍んできた過程を子どもの気持ちに沿って理解しましょう。

 <3>うつ病は心身の疲労状態なので、休養を取ることが大切です。休養なしでは、どんな治療も成功しません。

 <4>子どもをゆっくりと休ませ、子どもの惨めさや悲しさに共感して、包み込むことが大事です。

 <5>子どもがどんなに悪態をついても、反抗しても、それは最も頼りにしていることへの裏腹な態度です。親はいつでも最大の支えでいてください。

 <6>必ず解決策はあり、状態は改善の方向に向かいます。

 <7>治療の過程はゆっくりとしか進みません。家族全体がゆったり、のんびりした生き方を大切にしましょう。

 <8>家族が疲れ果てたり、いがみ合ったりすると子どもは自分を責めてしまうので、家族も外に目を向けストレスをためないようにしましょう。

【ジャーナリスト 月崎時央】

◆うつ病

 脳内で情報のやり取りをする神経伝達物質の低下が起きている状態。十分な休養と薬物療法、悲観的な考え方の癖を修正する認知療法などを組み合わせた適切な治療が必要。
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