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  この病気にこの名医
 

【第59回】

薬の選択には6カ月程度の余裕を

この病気にこの名医

高血圧症(薬物療法)

 高血圧症の治療は患者一人ひとりの持っているリスクを正しく評価し、それに基づいて行われる。「リスクが大きければ早期に降圧薬による治療を開始します」と、朝日生命成人病研究所(東京・千代田区)の藤井潤名誉所長(77)は言う。そして、続ける。「降圧薬は3つに大別されます。尿の量を増やす『利尿薬』、血管を拡張する『血管拡張薬』、交感神経に作用して血圧を下げる『交感神経抑制薬』です」。

 ●利尿薬 尿の量を増やしてナトリウムを水分と一緒に排せつする薬。血液の量を減少させることで血圧を下げる。

 ●血管拡張薬 ∧1∨カルシウム拮抗(きっこう)薬 細胞内にカルシウムの入るのを防ぐ薬。筋肉収縮に不可欠なカルシウムが入らないので血管の収縮が抑えられ、結果的に血圧が下がる∧2∨ACE阻害薬 血液中を流れるアンジオテンシンというペプチドは、強力な血管収縮作用と血圧上昇作用がある。この薬はアンジオテンシン産生を阻害することで血管を拡張する∧3∨アンジオテンシン受容体遮断薬(ARB) アンジオテンシンの血管収縮作用を遮断する薬。

 ●交感神経抑制薬 交感神経が興奮すると血圧上昇を引き起こす。この興奮は心臓とか血管にあるα(アルファ)受容体やβ(ベータ)受容体というある種の信号受信装置によって伝達される。その伝達を遮断して血圧上昇を抑える。α遮断薬とβ遮断薬がある。

 これらの薬をどのように患者さんに選択するかは不慣れな医師には難しい。「ARBは効くまでに時間はかかるがACE阻害薬のように咳(せき)が出ることはあまりありません。カルシウム拮抗薬は糖尿病や高脂血症を合併している方にも安心して使える利点があります。まずは少量から患者さんに使い、降圧効果や副作用の有無を観察しながら、より患者さんに合った薬を探していきます」。

 薬の選択には6カ月程度の余裕をみよう。

 ▼降圧薬の副作用 降圧薬は安全性の高い薬ではあるが、それでも5〜10%の頻度で副作用がある。例えばACE阻害薬を服用してのどに違和感があったら服用を中止。また、降圧薬をのんで何か変わったことがあったら主治医に報告しよう。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

◆高血圧症の名医◆

 ▽京都大学医学部付属病院(京都市左京区)内分泌・代謝内科・中尾一和教授
 ▽大阪大学医学部付属病院(大阪府吹田市)老年・高血圧内科・荻原俊男教授
 ▽国立循環器病センター(大阪府吹田市)高血圧腎臓内科・河野雄平部長
 ▽愛媛大学医学部付属病院(愛媛県東温市)腎臓・高血圧内科・桧垣実男教授
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