これまで発見された太陽系外の惑星のうち、最も軽い惑星を名古屋大・太陽地球環境研究所の村木綏教授らのグループと海外の共同観測ネットワークが発見し、26日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
村木教授は「岩石か氷でできていると考えられ、初めて地球に似た太陽系外の惑星を発見したことになる」としている。
太陽系外では150個以上の惑星が見つかっているが、ほとんどは木星より重い巨大なガス惑星だった。今回の惑星は、太陽系から銀河系の中心方向へ2.2万光年離れた星の周囲を約10年周期で公転。地球の重さの5倍程度で、木星より地球の大きさに近い。表面は推定で零下220度のため、生命は存在しないとみられる。(共同)
[2006/1/26/08:58 紙面から]