10日から始まるカーリング女子に向けて、日本のロコ・ソラーレが会場の国家水泳センターで初練習を行った。

本番会場の印象についてスキップの藤沢五月(30)は「乗ってみて良い氷だという印象。ただ会場が乾燥していて(プレー中によく)声を出すので声がかれそう」と述べた。

ロコ・ソラーレのメンバー>>

18年平昌五輪で銅メダルを獲得した際、ハーフタイムに補食としてフルーツなどを食べる「もぐもぐタイム」が大きな話題となった。前回は選手村外の青果店で購入していたが、今回はコロナ禍での開催でバブル内から出られない。

そのため「選手村で食べたいものを準備して持ち込む」。フルーツやスポーツゼリーを準備する予定だという。前回は素手で食べていたが、感染対策として「つまようじを使って食べるかも」と語った。

会場は08年北京夏季五輪で競泳会場だった。北島康介が男子平泳ぎ100メートル、200メートルでともに連覇を成し遂げた伝説の場所。藤沢は「その時の会場でプレーできることは光栄なこと」と笑顔で語った。面識はないが「ぜひお会いしたい」とも話した。

直前までカナダ・カルガリーで合宿を行い、5日深夜に北京入りした。「時差ぼけが心配だったが、大丈夫そうだ」とコンディションは良好。初戦の相手は18年平昌五輪金メダルのスウェーデン。「安定感がすごいが、私たちも負けていない。前回の結果より、今回どうベストショットを出すかが大事。1試合、1ショットに集中したい」と力強く語った。2大会連続メダルへ、気合十分だった。【三須一紀】