北京五輪のカーリング女子で、日本のロコ・ソラーレは1次リーグ4勝3敗の暫定3位タイで16日午後9時5分開始(日本時間)の米国戦に挑む。決勝トーナメントに進めるのは10チーム中4チームだが、16日午前の試合が終わった段階で、7勝1敗の首位スイスは4強入りがすでに確定。残る3枠をめぐって2敗が1チーム、3敗が日本を含めて2チーム、4敗は3チームという混戦状態。最終的に勝敗が並んだ状態で1次リーグが終わったらどうなるのか。

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2チームが同じ星取りとなった場合は単純明快で、直接対決の結果によって決定する。複雑になるのが3チーム以上が並び、かつ直接対決の結果でも差がつかないケースだ。

この場合は、「ドローショットチャレンジ」(DSC)によって最終順位が決まる。

カーリングでは各試合前に先攻、後攻を決めるために「ラストストーンドロー」(LSD)を行う。

LSDは、代表者がハウス中心に向けて、時計回りと反時計回りで1投ずつ(計2投)を投げる。2投を合計してハウス中心からの距離が短いチームが、有利な後攻でスタートする。

そのLSDを基にはじき出されるのが、DSCだ。各試合のLSDの結果から悪い数値2つをのぞいた平均値で、この数字が、優れているほうが上位になる。

昨年12月の五輪最終予選(オランダ)では、日本、英国、韓国の3チームが6勝2敗で並び、このDSC判断基準になった。その結果、ハウス(円)中心までの距離の平均値にして約7センチ差で英国が“1位抜け”で北京五輪への切符を手にし、日本と韓国がプレーオフへと回っていた。

なお女子は、18年平昌五輪までの過去3大会連続で1次リーグ突破ラインは、5勝4敗だった。

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