フィギュアスケート男子の北京オリンピック(五輪)日本代表、宇野昌磨(24=トヨタ自動車)のコーチを務めるステファン・ランビエル氏(36)が3日、自身のインスタグラムを更新し、出国前の新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たと報告した。

自国のスイスから中国へ向かう前、大会参加者に課されている事前検査を先月28日に受けたところ罹患(りかん)が判明。最新の検査では陰性だったといい「あと数日、自主隔離してから北京へ向かいたい」と投稿した。無症状で「ワクチンのブースター接種も済ませていた」とした上で、スイスの規則にのっとって待機しているという。

ランビエル氏は06年トリノ五輪の銀メダリスト。20年から指導する宇野、ラトビアのデニス・バシリエフスにも言及し「2人は検査をクリアして選手村に入った。彼らが経験する五輪の最初の時間に寄り添えないことは悲しいけれど、みんなに対する安全が確認でき次第、可能な限り早く合流したい」とつづった。

前日2日に北京入りした宇野はこの日、会場の首都体育館で初練習する予定。前回18年の平昌五輪では銀メダルを獲得している。

団体戦の男子ショートプログラム(SP)は4日、フリーは6日、個人戦のSPは8日、フリーは10日に実施される。