北京五輪の医療チームは8日、この日時点で32人の選手が新型コロナウイルスの陽性判定を受けて隔離生活を送っていると明らかにした。AP通信が報じた。

五輪開催にあたっては、選手やスタッフ、メディアなどを含めて、国外から1万2800人以上の関係者が入国している。選手以外を含めた五輪バブル内での陽性判定は、これまで393件。陽性判定を受けた後に回復して隔離施設を離れた選手は、これまでに50人いるという。

現在隔離中の32人はほとんどが軽症で、治療が必要ないレベルだという。一方で選手からは、食事や部屋の清掃に対するクレーム、インターネットに接続できない、トレーニング機器が足りない、といった声が上がっているといい、大会側は迅速に対処するとしている。