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ICE_HOCKEYアイスホッケー

アイスホッケーとは

「氷上の格闘技」といわれる激しいコンタクトの多い競技。1998年長野大会からNHLなどで活躍するトップ選手が出場するようになった。日本ではなじみが薄いが、冬季五輪の中でも注目度の高い花形競技の1つ。

種目

男女

競技の見どころ

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2018年平昌五輪に続いてNHLの選手は参加しないことが発表された。日本は2021年の世界選手権では過去最高の6位に入賞した女子代表「スマイルジャパン」が3大会連続で出場する。

勝ち上がり方式

女子は前回平昌大会から2チーム増えて10チームが出場。1次リーグは世界ランクの上位5チームがA組、下位5チームがB組に振り分けられ、それぞれ総当たりで対戦する。勝ち点制で、A組は全チーム、B組は上位3チームが決勝トーナメント準々決勝に進む。
決勝トーナメントではA組1位、2位、3位、4位、5位、B組1位、2位、3位の順に「順位」がつけられ、準々決勝はA組1位×B組3位、A組2位×B組2位、A組3位×B組1位、A組4位×A組5位が対戦。勝者は準決勝に進み、敗れたチームは1次リーグ終了時の「順位」順に、5~8位となる。準決勝で敗れたチームは3位決定戦に回る。

女子日本代表「スマイルジャパン」は過去最高の世界ランク6位でB組に入り、対戦順にスウェーデン(9位)、デンマーク(11位)、中国(20位)、チェコ(7位)と同組。一方のA組には米国(1位)、カナダ(2位)、フィンランド(3位)、ROC(ロシア・オリンピック委員会=4位)、スイス(5位)が入り、A組各チームとスマイルジャパンとの過去対戦成績は、2分け27敗(2分けはいずれもスイス)となっている。

ルール

ホッケーリンクと呼ばれる、長さ60メートル、幅30メートルの氷を張った専用の競技場で行われ、相手ゴールに長い棒(スティック)を使って、黒い円盤(パック)を入れれば1得点。第1〜3ピリオド(各20分間)での合計得点の多いチームが勝利となる。第3ピリオドが終了して同点の場合は、GKを除く選手を1チーム3人にして、サドンデス方式による5分間の延長戦(オーバータイム)を行う。それでも勝敗がつかない場合は、ペナルティーショット戦(PS、ゲームウイニングショット戦=GWSともいう)で勝敗を決する。PSはサッカーでいうPK戦で、まず5人ずつ行う。
1チーム22人までベンチ入りし、1度にプレーできる選手はゴールキーパー(GK)を含めて6人。選手交代はいつ、何人行ってもOK。競技の特性上、体力消耗が激しく審判に知らせる必要もないため、選手は1~2分で頻繁に入れ替わる。ポジションの構成は、攻撃陣にセンター1人と左右のウイング、守備陣にディフェンス2人とGK1人が一般的な形。

▽反則
相手に体当たりして弾き飛ばすことをボディーチェックといい、パックを保持している選手に対してのみ許され、保持していない選手に行うと反則になる(女子は禁止)。反則の危険度によってペナルティーの重さが決まる。一時的な退場処分となった選手はペナルティーボックスへ、決められた時間だけ入る。その間、反則したチームは少ない人数で戦わなくてはならない。数的不利な状況を「キルプレー」もしくは「ペナルティーキリング」と呼ぶ。逆に、数的有利な状況を「パワープレー」という。

▽道具
スティックは163センチ以下、硬質ゴムでできたパックは、直径7.62センチ、厚さ2.54センチ、重さ156~170グラムと決められている。

主なアイスホッケー用語

【フェイスオフ】各チーム1人の選手が向かい合い、審判が間に落としたパックをスティックで取り合うこと。試合開始時やプレーの再開時に行われる。フェイスオフスポットはリンク内に8カ所ある。

【オフサイド】パックより先に、攻撃側の選手がアタッキングゾーンに入ること。反則となり、試合は中断。反則地点に最も近いフェイスオフスポットからのフェイスオフで再開される。

【アイシング・ザ・パック(アイシング)】センターラインから放たれたパックが誰にも触れずにゴールラインを割ること。反則となり、試合は中断。アイシングを発生させたチーム側のフェイスオフスポットからフェイスオフで再開される。

【マイナーペナルティー】一般的な反則行為のペナルティー。宣告された選手は2分間の退場となるが、失点すると解消される。得点しても終わらない。

【メジャーペナルティー】相手を故意に負傷させるなど、特に危険な行為に適用される。宣告された選手は5分間の退場処分となり、失点しても解消されない。

歴史

19世紀初頭にカナダで誕生した。男子は1920年アントワープ夏季五輪で実施。1924年シャモニー大会から冬季五輪の種目となり、歴代メダル数では、カナダが最多の16個(金9、銀4、銅3)。98年長野大会では北米プロアイスホッケーリーグのNHLがリーグ戦を中断し、多数のトッププロが参加した。名手グレツキーを擁したカナダやGKハシェクがいたチェコが「ドリームチーム」を構成。その後の大会もNHL選手を多数擁するチームが優勝している。NHLが参戦した背景には、国際的な市場拡大を図る狙いがあった。2018年平昌大会では経済的損失などを理由に派遣を取りやめたが、今大会はNHLと選手会はトップ選手が参加することで合意していた。しかし、新型コロナウルスの影響で不参加を余儀なくされた。女子は98年長野大会で採用され、過去6大会はカナダが4度、米国が2度、優勝している。
日本は、男子が過去8回出場し、60年スコーバレー大会の8位が最高。女子は今大会4度目の出場で、過去最高成績は98年長野と18年平昌大会の6位



SCHEDULE競技日程

競技 2022年2月
2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
開会式、閉会式                 
フィギュアスケート       
アイスホッケー 
アルペンスキー        
カーリング
スキー距離         
ショートトラック             
スキージャンプ             
スケルトン                
スノーボード         
スピードスケート       
ノルディック複合                
バイアスロン         
フリースタイルスキー     
ボブスレー             
リュージュ             

※■は予選、はメダル確定日






右カラム









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    ロコ・ソラーレ銀メダル 北京五輪最終日

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