テレマークとは

ジャンプ競技の着地姿勢で用いられる技術。両腕を水平に開き、両足のスキーを前後にずらして膝を曲げ、腰を落とす姿勢を取ること。名前の由来は地名。スキーが盛んだったノルウェーのテレマーク地方から名付けられた。この地域の人々が両足を前後にずらして滑っていたことが元になっている。

なぜその姿勢を取るのかというと、ジャンプの衝撃を吸収することができ、安定した理想的な着地姿勢と言われているから。ジャンプ競技では、飛距離の他、空中や着地での姿勢の美しさが「飛型点」として採点される。長距離を飛んでも着地が乱れれば、減点対象になる。逆に言えば完璧にテレマーク姿勢を取れれば、高得点も狙えるということ。ジャンプの飛距離だけでなく、美しい着地姿勢にも注目したい。

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