また転倒-。前回18年平昌五輪覇者の高木菜那(29=日本電産サンキョー)がまたも転倒で連覇を消滅させた。1回戦2組に出場。先頭で入った最終コーナーで転倒し、15人中14位で上位8人の決勝進出を逃した。15日の女子団体追い抜きでも、同じような最終コーナー出口で転び、連覇の可能性を消していた。
「(疲労から)左足がいうことをきかなくなっていた。足にきて転んだというより、スケートをもっていかれた」。
4日前の悪夢を必死で乗り越えようとしていた。選手村では妹の高木美をはじめとする団体追い抜きメンバーの4人が同部屋。17日に1000メートルで高木美が金メダルを獲得すると、部屋は明るくなった。それでも、高木美が「まだ整理は付いていない」と言うように、心のどこかにトラウマは残る。転倒した高木菜本人ならなおさらだった。頭のどこかにコーナーで転んだ残像が残っていたのかもしれない。
コロナ禍で海外遠征が中止となり、マススタートのレースは2シーズンぶりだった。レース後は「どうしたらわからないことが多かった。なかなか思うような展開にならなかった」と冷静に敗因を分析した。




