私の北京オリンピック(五輪)も閉幕した。今回はコロナ禍でバブル方式での開催。移動手段やバス、電車の所要時間の逆算などで、撮影と同じくらい神経をすり減らした。

他に意識がいくと手元がおろそかになりがちな私は、かなりボランティアの皆さんに助けられた。帰国したら始末書はさけられない落とし物(撮影機材など)をして肩を落としていたときは、10歳以上年下の女性に力強く励まされた。終電をなくして路頭に迷っていたときには、目的地と乗り継ぎをわかりやすく中国語で書いてくれて、他のスタッフに渡してくれてスムーズにホテルに戻ることができた。

氷点下の寒さや睡眠不足、PCR検査、なかなか理解できない中国語。何とか乗り切れたのは、間違いなくボランティアの皆さんの明るく親切な対応があってこそだった。謝謝! 北京! 今度は街に出てみたいなぁ…。(撮影・垰建太)

ボランティアが書いてくれたメモ(撮影・垰建太)
ボランティアが書いてくれたメモ(撮影・垰建太)