【パリ=木下淳】米国(世界ランキング1位)が5連覇を達成した。「カリーの2分12秒」で地元フランス(同9位)を11点差で退け、V5に成功。チーム最多24得点を挙げた主将のステフィン・カリー(36)が最終の第4クオーター(Q)残り2分47秒から0分35秒までに3ポイントシュート4本を決め、金メダルを引き寄せた。
開催国に引導を渡したのは、やはりエースだった。五輪は、ついに初出場。49-41でリードすると。第3Qに入ってからも差を広げていたが、大歓声に後押しされたフランスが徐々に詰める。残り3分4秒で82-79とされ、わずか3点シュート1本差に迫られた時、カリーに最後のスイッチが入った。
その17秒後に3Pシュートを決める。そこから残り1分52秒、1分19秒、35秒と「2分12秒」の間に4本もの3点シュートを決めて5大会20年連続の金メダルに導いた。
優勝会見で、最後のシュート連発について聞かれると、こう答えた。
「シュートを決めて相手を倒すことが求められた。ただ、たとえシュートが外れても夢中になっていればいいんだ。自信を持ち続けて、現在を維持し、その瞬間に動揺しないことだ。私たちは皆、このようなシナリオを経験したことがある」。
「自信を持ち続けることで自分のシュートを探すことができるんだ。自分が打つべきと思うショットを信じて、これまで生きてきた」
「最後の2分半は特別だったよ。みんな僕を励ましてくれた。自分たちがやろうとしていることに自信が持てた」
カリーは準決勝でも神懸かった。ヨキッチ(ナゲッツ)擁するセルビアに大苦戦。一時は17点ビハインドを負ったが、カリーが両軍36得点と爆発した。
この日もチームNO・1の3点シュート8本(試投12本、成功率67%)。23-24年シーズンの年俸がNBAトップ約81億円を誇る天才が、アメリカを5連覇に導いた。



