日本記録保持者の大迫傑(すぐる、28=ナイキ)が、東京オリンピック(五輪)代表へ大きく前進した。

自らの日本記録2時間5分50秒を更新する2時間5分29秒でフィニッシュ。日本人トップの4位に入り、五輪代表3枠目の最有力候補になった。8日のびわ湖毎日マラソンで記録を破られなければ、東京五輪代表に内定する。

すでに昨年9月のマラソン・グランド・チャンピオンシップ(MGC)で、1位の中村匠吾と2位の服部勇馬が東京五輪代表に内定している。

大迫は2018年10月のシカゴマラソンに続く日本新記録となり、日本実業団連合から報奨金1億円を再び贈られる。

優勝は2時間4分15秒のビルハヌ・レゲセ(エチオピア)。日本の「3強」と言われた設楽悠太は2時間7分45秒で16位、井上大仁は2時間9分34秒で26位だった。