#コロナで気が滅入るから選手のペット紹介します-。新型コロナウイルスの感染拡大が始まって、3カ月以上がたとうとしています。先の見えない不安が募り、ストレスの増す日々が続きます。

こんな時だからこそ陸上女子短距離の市川華菜(29=ミズノ)に愛犬の魅力を語ってもらいました。疲れた心に癒やしをお届けします。

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私が飼っているのはトイプードルとシーズーのミックス犬(オス)です。去年の8月4日生まれで、まだ1歳8カ月ぐらい。去年はけがもあり、落ち込んだ時期もあって、もともと犬を飼いたい気持ちがありました。そんな時にフラっと、ペットショップに立ち寄ったら、かわいさに一目ぼれ。まるでテディベアみたいな顔をしてて。1度はそのまま家に帰ったのですが、忘れられなくて、次の日に買いに行きました。

名前は「ぽけ」です。ぽけーって、ずっと何を考えているか分からない感じで、お姉ちゃんが「ポケだね」って。名前もそうなりました(笑い)。私が寝っ転がっていると、腕枕で寝てきます。おなかでも寝ます。やっぱり寝ている時が人形みたいで一番かわいいですね。骨が抜けちゃったんじゃないかと思うぐらい、ふにゃふにゃです。思わず、ぎゅーとしてしまいます。

ぽけちゃんはカエルの人形で遊ぶのが大好きです。「カエル」「ケロちゃん」と言ったら、すぐにくわえて来ます。それを私が投げないと、肩に飛び乗ってきて、人形を落とされます。そうやってアピールしてくるんです。それでも投げないと、頭に乗ってきます。最初はイタズラ好きな子でしたけど、今はすごくいい子。「練習に行く」という言葉も理解をしているみたいです。普通はずっと付いてくるのですけど、「練習に行く」と言えば、窓からお見送りをしてくれます。いるだけでカワイイです。

昔は犬を飼っている人の話を聞いても、響かなかったのですが、今は共感できます。自分でもこんなに犬バカになるとは…思っていませんでした(笑い)。

◆市川華菜(いちかわ・かな)1991年(平3)1月14日、愛知県豊田市生まれ。中京大では12年ロンドン五輪女子400メートルリレーに出場。13年4月にミズノに入社し、17年日本選手権では女子100メートル、200メートルの2冠。自己記録は100メートルが11秒43、200メートルが23秒39。164センチ。