陸上女子やり投げ東京五輪代表の北口榛花(23=JAL)が5日、オンラインで会見した。

初の大舞台が残り1カ月と迫り、「ずっとメダル獲得を目標に、これまで頑張ってきた。自信を持って、オリンピックを迎えられる状況を作りたい」と抱負を述べた。成長を支えてくれたチェコ人のディヴィッド・シェケラック氏も五輪へ向けて、チェコから来日予定。「無事に来日できればいいな」と心配もするが、「早くコーチと一緒に練習したい」と声を弾ませた。

66メートル00の日本記録をマークした19年から、さらなる進化を目指し、助走を改善。そのスピードは上がり、日本選手権では60メートル以上を3本投げるなど、一時期はムラがあった記録にも安定感が出てきた。日本選手権の6投目は61メートル49の距離が出たが「もうちょっと飛んでもいいのにな」と地団駄を踏んだ。「まだ自分では納得していない部分ある」。シェケラック氏と最後の技術の詰めを施し、国立競技場では最高の放物線を描く。