東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長が15日、都内で行われた東京2020公式ライセンス商品「伝統工芸品コレクション」発表会に出席した。

組織委はすでに47都道府県の伝統工芸品を公式ライセンス商品化。104品目303商品を公式ショップや公式オンラインショップなどで販売している。橋本氏は「各地で受け継がれた伝統を皆さまに知っていただけることは、1人の日本人としても誇らしい気持ちでいっぱいです」とPRした。

橋本氏は発表会でピンク色の加賀友禅を使用したマスクを着用。「肌触り、すごくいいですね。手に取らせていただいた時、涙が出そうになった」と切り出した。「社会人になって、初めて母にプレゼントしたのが、母が大好きな加賀友禅の着物でした。母は和装が大好きで、加賀友禅を着たいと言っていた。すごく頑張って母の日にプレゼントしました。メダルと着物を1番喜んでいました」と思い出を明かした。【近藤由美子】