東京五輪の聖火リレーは2日、富山県に入った。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、公道でのリレーは中止。高岡市の高岡スポーツコア多目的広場で、点火セレモニーが開かれた。一般客は入れず、6つの市を走る予定だったランナーたちが、ステージ上でトーチキスを行い聖火をつないだ。

落語家の立川志の輔は、トーチにともした火を感慨深そうに見つめ、満面の笑みを浮かべた。次の走者にそっと近づき火をつなぎ「ぴゃー!」と思いを飛ばすかのように、手を前に突き出した。

この日、高岡市を走る予定だったYouTuberのはじめしゃちょーは、聖火ランナーを辞退。SNSを通じて、地域によって緊急事態宣言が発令されていることなどを理由に挙げた。その上で「めっちゃ走りたかったんですよ!」と思いを伝えた。3日は富山市の富岩運河環水公園で同様のイベントを行う。