東京五輪・パラリンピック組織委員会は8日、東京都新宿区の新国立競技場周辺の道路を封鎖し、大会に向けた交通規制が始まった。

神宮球場と新国立競技場に挟まれた交差点に道路を封鎖するゲートがもうけられた。これは深夜0時から約7時間かけて作られ、幅約9メートル高さ約4・3メートルの鉄骨製で、自動車が通行する面には蛇腹で伸縮自在のスライドドアも装着されている。名所は「日本青年館前ゲート」となっている。

この日はほかに同様のタイプのゲートが2基、そして道路をパネルでふさいだタイプが2基の、計5基の交通規制用のゲートが完成した。

今後、このゲートは東京パラリンピックが閉会して、競技に関連した設備の撤去作業も工期に反映されており、9月30日まで設置される。交通規制も今後エリアを順次広げて、7月3日にはすべてのゲートが完成する。

組織委では「交通規制によって、車の通行が一時的にできなくなるが、(五輪の)本番前に交通規制の実施する場所を知っていただきたい」としている。