フェアリー(妖精)が“お菓子”を紹介? 20日、新体操団体日本代表「フェアリージャパンPOLA」がYouTubeに新作動画を配信した。

タイトルは「転回技をご紹介※決してマネをしないでください」。内容は団体の作品に中に入っている転回技の実演で、どちらも独特な名前がつけられいる。1つは「クルリンパ」、そしてもう1つが「ミルフィーユ」だ。

2人組で連係するクルリンパは、1人が手をつないだ前方の選手の股下から滑り込むように前方に移動しながら、つながった手を回転させて体をひねる技。新体操の連係技はオリジナル技が多く開発され、各国が試行錯誤する。これも加点を稼ぐための一工夫で、選手たちが動きのイメージから命名している。

ミルフィーユはお菓子から名前を拝借。3人が縦に並び、2人目が逆立ちしながら先頭の背中に乗っかり、そこに最後方の選手が乗り込んで、まるで3層を作るように前方に回転しながら移動する。どちらも高度な技術が必要で、「危ないので決してマネをしないでください!」と注意書きが添えられた。

団体総合は昨秋の世界選手権で44年ぶりの銀などメダル3つを獲得し、東京五輪では金メダルにも届く位置にいる。五輪の1年延期が決まり、現在は共同生活を送る拠点だったナショナルトレーニングセンターが使用停止となり、メンバーは各自の家で練習を積む

動画は16日からさまざまな内容での配信が始まった公式チャンネルの新作。NTCが停止になる前に撮影されたという。今後も新体操ならではのコンテンツを配信していく予定だ。