全日本柔道連盟(全柔連)は2日、オンラインで新型コロナウイルス対策委員会を開き、来夏に延期された東京オリンピック(五輪)代表で唯一決まっていない男子66キロ級の代表決定戦をグランドスラム(GS)東京大会(12月11~13日予定)とする方針を固めた。今月末に行われる常務理事会と理事会の承認を経て、正式決定する見通し。

男子66キロ級は17、18年世界王者の阿部一二三(パーク24)と19年世界王者の丸山城志郎(ミキハウス)が争っている。4月の全日本選抜体重別選手権(福岡)が最終選考会となっていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となり、全柔連は五輪代表選考に関して議論を重ねていた。

延期となった全日本選抜体重別選手権は、講道館杯全日本体重別選手権(10月31日~11月1日、千葉ポートアリーナ)と兼ね、規模を縮小して合同開催する予定。体重無差別で争う全日本選手権は12月26日、全日本女子選手権は翌27日に行う方針を決めた。