東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの日程正式決定を受け、大会組織委員会は31日、「新たな出発」をした。

各部署ごとに開幕までのスケジュールや課題を洗いだすなど本格的に準備を再開。武藤敏郎事務総長は「会場、選手村、ホテルは、相手のあることなので早く始めないといけない」と説明した。

聖火リレーや競技日程など大会の大枠は変えない方針。観戦チケット購入者には、延期日程とともに「購入したチケットは、原則そのまま利用できるように検討を進める」という内容のメールが送られた。

国際オリンピック委員会(IOC)も理事会で新日程を承認した後、国際競技連盟(IF)との電話会議を実施。すべてのIFから日程の賛同を得たバッハ会長は「(五輪は)トンネルの出口を照らす光となる」と話し、解決が必要な課題の1つとして、大会後は分譲マンションとなる選手村をあげた。