東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの開催準備状況を確認する国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会が19日、始まった。

冒頭、IOCトーマス・バッハ会長(67)があいさつ。東京大会に対し、追加で医療従事者を派遣することを約束した。

「IOCは組織委員会に対してオファーした。NOCデリケーション(各国・地域オリンピック委員会専用)の一部として、追加的な医療スタッフを提供する用意があることを。医学的なオペレーションや、厳しくコロナ対策を実行することをサポートするために、そのような追加的なサポートを提供するというもの。これは選手村、会場において。信じられない作業量を関係者が行っている。特に日本国民の安全を守るためです」と力を込めた。

開催へ「大会の原理原則は明々白々、選手村は安全な場所になる。東京2020大会は安全な形でオーガナイズされる。日本のパートナー、友人たちとともに私は繰り返し強調したい。IOCは完全なるコミットメントを持って、皆さんと一緒に五輪とパラリンピック大会を、万人のために安全な形で組織したい。焦点は、どう実行していくか。私たちは献身的。長年にわたって準備してきたアスリートの夢をかなえられるよう努力する。安全安心第一な大会は、日本国民の安全も担保することにほかならない」と述べた。

そして「これに貢献するために」として、医療従事者の追加派遣を提案した。

調整委員会は14年6月に始まり、今回で第11回。21日までの3日間で、大会前の最後の実施となる。