東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は26日、約7万人いる全ての大会ボランティアに対し、新型コロナウイルスワクチン接種の案内(メール送付)が完了したと発表した。

これまで「大会関係者」へのワクチン接種については、選手と近い役割を担う約3万8000人(ボランティア、コントラクター、職員、国内メディア)を対象に米ファイザー社製のワクチン接種の案内を進めてきたが、このほど、東京都の協力を受け、追加で武田/モデルナ社製のワクチンと接種会場が確保できたため、全ての大会ボランティアにも案内できることになった。

組織委「ボランティアを含む大会関係者へのワクチン接種は、選手のみならず、国民・都民の皆さまの安全・安心にもつながることから、今回、大会ボランティアとして参加が決まっている全ての方に接種の機会をご提供できたことに、IOC(国際オリンピック委員会)、国、都、等に心から感謝いたします。引き続き、IOC・IPC(国際パラリンピック委員会)、国、都、関係自治体等と十分に連携を図りながら、大会スタッフ一丸となって安全・安心な大会開催に向けて準備を進めてまいります」

<概要>

▼対象者

大会ボランティアとして東京2020大会に参加予定者のうち日本国内に住民票を有する人

※「自治体が実施しているワクチン接種」「大規模接種会場でのワクチン接種」「医療従事者等に行われている先行接種」を既に予約した人、既に1回でも予防接種を受けた人は対象外

▼接種ワクチン

武田/モデルナ社製

▼接種会場

1回目:東京都築地ワクチン接種センター

2回目:調整中(代々木公園内を予定)

※7月20日以降に2回目の接種会場の詳細について案内メールを送付予定

▼接種期間

1回目:6月30日~7月3日

2回目:7月31日~8月2、10、11日