男子ケイリンは、深谷知広(30=日本競輪選手会)が3年ぶり、2度目の優勝。前日のスプリントに続いて個人2冠を達成した。20年世界選手権銀メダルで、東京オリンピック(五輪)代表の脇本雄太は2位、新田祐大は4位だった。女子は公式戦初出場の新星梅川風子(29=同)が初優勝。また、男子オムニアムは、五輪代表の橋本英也(26=同)が制した。

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ナショナルチームの僚友深谷が、五輪代表の前に立ちはだかった。逃げを打った脇本の後位を鮮やかに奪っての差し切りV。2冠達成に「今回は五輪メンバーから優勝を出さない、ということを目標にしてきた。代表が簡単に勝てる国ではないということを見せたかった」と、誇らしげに胸を張った。今後もスプリントを中心にパリ五輪を目指す。